閲覧ありがとうございます!
前回の話でグラスウールの話が上がりましたので、グラスウールについて少し話をしたいと思います。
【グラスウール】
家の断熱材としてはポピュラーなものになります。
名前の通りガラスを細く、繊維状(綿状)にしたものを防湿袋に入れているタイプ
(縁日で売ってる袋詰めの綿菓子のイメージ)
もしくは厚手の布団の様なシートタイプになっている物があります。
断熱の方法はこの繊維状の間に断熱効果の高い空気を溜め込む(動かなくする)事で断熱します。
真空やクリプトン、アルゴンなどを除くと空気は断熱効果が非常に高いので、この性質を利用しています。
ランクにも依りますが比較的価格が安く、現場加工が容易で、『正しく施工出来ていれば』断熱性も高いです。
そうなんです!
正しく施工されて無いとグラスウールは断熱材として機能しなくなってしまいます!
なんと言っても最大の弱点は湿気による結露で、結露してしまうとフカフカの繊維が縮んでしまいます。
すると空気を溜め込む部分ががなくなるので断熱性がなくなり、更に体積も小さくなるので断熱したい面(柱と断熱材の間など)の端にも隙間が出来てしまい断熱効果が無くなってしまいます。
繊維と繊維の間に空気を溜める事で断熱を行なっているので、勿論グラスウールの上に重量物を載せて潰してしまう事もNGです。
施工前に置いておいて物を載せた、踏んでた・・・なんかでも影響が出てしまします。
しかも1度縮んでしまったグラスウールは元には戻りません…
長くなってしまったので、今回はここまで!
次回の記事で続きを書いていきたいと思います。